SIGMA SEVEN声優養成所

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卒業タレント

卒業生からのメッセージ

2010年4月号

絆【1】
内田
皆さまお久しぶりです。今日は懐かしいビデオを観ながら、昔話に花を咲かせましょう!
桃森・牧野
宜しくお願いします!
内田
本日のざっくりとしたテーマは養成所の思い出、先輩後輩の関係についてというところですが、うちの養成所はフレンドリーだよね。アットホームな雰囲気だと思うんですが。
牧野
そうそう、優しい先輩が多いし。桃森先輩は2期上なのに「ももちゃん」なんて呼ばせていただいちゃってるし。
桃森
問題ありません
内田
特に印象に残っている養成所時代の思い出って何かありますか。
桃森
ウチの期は、下の期の人たちとは結構仲よく舞台をやったりしてたんですけど、一期上を敵対視していたの(笑)
内田・牧野
ええ!そうだったんですか。
内田
でも、役者としてはいいことかもしれない。俺なんて同期もみんな敵だ!と(笑)。そういう心構えで過ごして参りました。
桃森
あはは。まあ、いつかは蹴落とさないといけないわけですからね。
牧野
私にとって一期上(5期)はもうただただ“凄い!”存在でした。特に有志公演を観て、1年後に果たして私たちはこんな風になれるのかしらって不安になりましたもん。
内田
俺も憧れた。ももちゃんたちの舞台に感動して早く出たかった。
桃森
敵対心剥き出しだった我々は、後輩の発表会にも乗り込んで行って、出演させてもらったわけ。
牧野
そうだったんですね。卒公(卒業公演*1)をやるようになったのは3 期からだって聞いたことがあります。
内田
4期の本科生のときはどうだったんですか。
桃森
本科のときは普通に卒公やって・・専科ではそれより凄いことをやってやろうと思ってミュージカルをやったわけ。
牧野
ミュージカルを初めてやったのも4期だったんですね。「4期は舞台のアイデアが凄かった」って野島さん(主任講師・野島昭生氏)がいつもおっしゃってました。
桃森
劇団でお芝居をやってる人もいたから。
内田
確かに4期は凄かったな。
牧野
私たちの本科の卒公は、ももちゃんたちフレッシュ(※2)の方々がまとめてくださったんですよね。
内田
専科じゃなくて?。
牧野
専科はサポート的な感じでフレッシュがもっと総合的に見るみたいな感じ。制作ってことになるのかな。
内田
本 科のときはただ演じるだけなんだけど、専科では自分たちも演じると同時に裏方の仕事もやらなきゃいけないんだよね。それで、舞台はこうやって作っていくん だということが解ってくる。さらに有志公演は自分たちですべてをやらなきゃならないから、もっといろんなことが解る。一つの舞台を作り上げるっていうのは 大変なことなんだなって。
牧野
舞台は演じるだけじゃなくて、そのほかのことも大切だし大変なんだってことが解る。
内田
裏方さんをやらせてもらったときに、もっとこういう動きをすればいいのにとか、ここは舞台をもっと広く使った方が効果的だなとか、いろんなアイデアが浮かんで来て凄くいい勉強になったんだよね。
桃森
そうそう、客観的に見られるからね。
内田
有志公演といえば、ももちゃんと俺は恋人同士の役をやりましたね。
桃森
あははは、やりましたね。
牧野
え~!
内田
公演が夏だったんですよ。俺、ただでさえ汗かきなのに、何と衣装はスーツ。通し稽古やると1回で汗だくになるわけ。1日3公演もあるともう大変なことになるわけですよ。恋人役のももちゃんと抱き合うシーンがあって、申し訳ないなと思いながら、びちゃっと抱きつく(笑)
桃森
大丈夫、びちゃっ!となってることを気にする余裕なかったから。もう自分のことでいっぱいいっぱい。
内田
あははは。よかった。
桃森
・・でも、いつも汗だくの服が干してあったという記憶はありますね。。
内田
練習が終わる度に干してましたから。乾いたらシオ吹いてて、紫色のスーツが白っぽくなってましたね(笑)。
桃森
牧野
もうやだ、あはは!壮絶。(その問題の公演の映像が流れ盛り上がる)
内田
俺の間の取り方で笑いを取る場面があって初日の昼は上手くいってドッと笑いが起こったんだけど、夜の公演でほんのちょっとずれちゃったらまったく笑いが起きないの。その空気を感じながら、うわ~間違えた・・と思ったことを覚えてますね。
牧野
ほんの少しのタイミングのずれで、その場面がぜんぜんダメになっちゃうことありますよね。逆にまったく予想していなかったところでどっと笑いが起こったりもするし。
内田
このときは海で合宿もやったんですよね。6期は?
牧野
ウチは上下の繋がりが無くて、有志公演は専科のときだけ。6期単独でやりました。期としての団結は強かったんですけどね。(6期の有志公演のビデオが流れる)
内田
これ牧野?!
牧野
きゃー!このときはとにかく台詞が多くて大変だったんです。ほとんど出ずっぱりで、本当にできるの!覚えられるの!って。もうパニック状態でした。
内田
俺たち専科の有志公演は外でやったの。卒公はみんなそうだったけど、有志公演でも小屋を借りてやった。意外なことにちゃんと席が埋まったんだよね。あれは新鮮だったな。
牧野
今は稽古場で公演できるからいいですよね。
桃森
機材も揃ってるし。昔は照明も無くて借りてましたからね。恵まれてるなあ。
牧野
至れり尽くせりって感じ。
桃森
ここでやらなきゃもったいない。
内田
俺は、実はここ否定派なの。どうしても内々みたいになっちゃうでしょう。交渉もしやすいし。だけど外で小屋を借りるとなるとゼロからやらなきゃならないからいろいろ勉強になると思う。ぜひ外の広い舞台でやって欲しいね。
桃森
なるほど。確かにそうね
牧野
そういえば、私たちの期は働きながら通っている人が多かったな。
桃森
私たちもそうだった。シグマの授業料はほかと比べても決して高くないと思うけど、週に3日は授業があるとそれなりにバイトしないとね。
牧野
稽古場を借りるお金もかかったし・・
内田
え、それって授業以外に、ってこと。
牧野
そうです。
内田
それは偉いね!
牧野
高田馬場、池袋・・いろんな稽古場借りて同期でよく集まってました。
内田
実はウチの期も稽古してたのかな・・少なくとも俺はしてなかった!
桃森・牧野
あははは。
内田
俺、 劣等生だったからなあ。忘れもしない・・専科のときに6期の卒公に出ることになって、通し稽古のときに俺バイトがあったから代役を頼んでバイトに行ったわ け。で、終わってダッシュで稽古場に行ったら、演出の三浦さんに「お前はもう出なくていい。代役でいいと思っているような奴とは仕事しない」って言われた の。自分の評価にも関わるし、思いっきり謝ったんだけど取り合ってもらえない。それでも引き下がらなかったら「皆さんに迷惑をかけたので責任を取って役を 降ります」とみんなに言って、それでもみんながどうしても内田でと言うなら戻してやろうと。でも、自分が役に戻れるかどうかがみんなの意見、後押しにか かっているということは言うなって。
桃森
へえ!そこで友情や信頼関係が試されるわけね。どきどき。
内田
もうだめだと半ば諦めてたんだけど、なんとみんなが、この役は内田じゃないとだめだって三浦さんに掛け合ってくれたんですよ!有り難いでしょう!
牧野
よかったですね!じゃあ・・
内田
そう、無事に役に戻れたんです。
桃森
いやあ、熱い話ですね。
内田
6期にはご迷惑おかけしました。
牧野
いえいえ。逆に、6期は3クラスあったから専科の先輩たちは卒公のお手伝いが大変だったと思います。普通は2クラスですもんね。
内田
ウチは2クラス。
桃森
ウチは1クラスだった。
牧野
3クラスあると1日3公演。全部に出なくてはいけないから大変ですよ。専科は1クラスだし。卒公2日間で6公演ですよ。演じて、裏方もやって・・お世話になりました。(そこで、桃森さんが卒業公演で、公演にかける意気込みをカメラに向って叫ぶビデオが流れる) 全員 きゃー!若い!(4期「外郎売(ういろううり)(※3)」のビデオが流れる)
桃森
この期に及んで卒公のビデオを観るとは思わなかったのでびっくりです(笑)(続いて6期牧野さんの卒業公演のビデオ)
桃森
6期には可愛い子がいるなって思ってたのよね。
内田
この頃の牧野は可愛かったんだよな~。
牧野
このシーンのアイデアは確か内田さんにいただいたんですよ。
内田
俺、そんなことした覚えはないけど(笑)
牧野
アドバイスっていうより「お前さ~誰が好きなんだよ~」みたいな茶々入れられて、そこから思いついたんです・・
内田
あはは、そういうことなら俺だ。
牧野
卒公に向けて本当に毎日毎日、みんな集まって稽古してましたよね。
内田
稽古場が取れなかったときは神社の境内や公園で稽古したよね。
桃森
そうそう、外で稽古した。
牧野
大きな声が出せないから、小声で。熱があっても稽古しましたよ。
内田
すごいね。
桃森
穴を開けるわけにはいかないものね。私は「外郎売」の台本を作ったときのことをよく覚えてる。自分たちでゼロから作ったから。
内田
俺らは台本を何度も突き返されて何回直したか解らないよ。俺、飯塚さん(飯塚昭三氏)に嫌われてるのかと思うくらい突き返された(笑)。今にして思えば先生の愛の鞭だったんですね。
桃森
卒公って公演自体は2日だけど、先生方はそれまでの過程を全部見て総合的に評価しているんですよね。どれだけ頑張っているか見ている。
牧野
そ うですね。一つの舞台を協力して作り上げて行く団結力、コミュニケーションの取り方なんかも見られている。演じることは勿論大切だけど、それだけじゃなく て、台本や裏方の仕事など、ゼロから舞台を作り上げていく中に大切なことが集約されていますよね。そのときは無我夢中なんですけど、後から大切さが解るん です。
桃森
あの頃はその日その日が精一杯だったから、冷静に、ましてや客観的になんて考えられないけど、一生懸命やっていれば後になって解るはず。
内田
そうそう。たまに孤立する奴もいるけど、作品はみんなで作り上げて行くものだから。
桃森
それぞれの個性ももちろん必要だけど、それ以前に力を合わせて作り上げることが大切だと思う。
内田
今年が17期?うわ~凄いな。
牧野
早いですね。というか怖い(笑)
内田
時が経つのは早い。1年なんてあっという間ですよ。遊んでいる暇はないね。
桃森
ぼーっとしてるとすぐ2,3年経っちゃう。
内田
17期の方たちにはこの1年間、1日も無駄にせず、一生懸命頑張っていただきたい!って、俺も言われたけど(笑)無駄にしまくってたな。あはは。
牧野
まあ後から解ることだから、とりあえず一生懸命前向きに毎日を過ごして欲しいですね。
桃森
そう、1年経って残れない可能性もあるわけですからね。しかも、クラスが多いとそれだけ倍率も高い。
内田
狭き門ですから。小さな枠を狙って、全力アピールで頑張るしかない。
桃森
そう、協調性は確かに大事だけど、遠慮してると絶対に損をしますね。
牧野
そうそう、アピールは必要です。
内田
俺は控えめだったなあ。
桃森・牧野
ほんとに?!
内田
今でこそこんなですが(笑)。先生が「これやりたい人」って聞くとみんな競って「ハイ!」って手を挙げてたけど俺は「次でいいかな~」って。控えめでしょ。
桃森
そうそう、挙手なの。最初にやるのって、まだしっかり読み込めてなくて不安だけど、結局、最初にやった方が得だったような(笑)
内田
・・確かに。まあ、とにもかくにも、1年間、精一杯頑張って過ごして欲しいですね。
桃森・牧野
皆さん頑張って下さい!
※1卒公=1年間の本科が終了するときに、クラスごとに全員で行った卒業公演。専科の生徒がそれをサポートした。
※2フレッシュ=(若手の教育機関.Doaプロダクションの前身。)
※3歌舞伎十八番の一つ。卒業公演ではこの「外郎売」の台詞を使ってほかの物語に置き換えて演じるのが定番に。
※尚、本年度より本科を基礎科に名称変更致します。

桃森 すもも
(もももり すもも)

(4期生)
5月13日生まれ 東京都出身 シグマ・セブン所属
『あたしンち』、『クレヨンしんちゃん』、『忍たま乱太郎』、『菅原明子の地球大好き未来便』など多くのアニメーション作品、ナレーションで活躍。

内田 大加宏
(うちだ たかひろ)

(5期生)
11月19日生まれ 大阪府出身 シグマ・セブン所属
『スポーツ魂』、『汐留スタイル!』、『ワールドカップバレー』など多くのナレーション、アニメーション作品で活躍。

牧野 芳奈
(まきの よしな)

(6期生)
11月25日生まれ 神奈川県出身 シグマ・セブン所属
『アナ☆CAN』、『リフォーム夢家族』、『交響詩篇エウレカセブン』、『To Heart2』など多くのナレーションやアニメーション作品で活躍。